物質的に恵まれた社会になると、日常生活の中でも健康だけでなく美容にも強い関心を持つ余裕が生まれてきます。美容には化粧・ダイエット・エキササイズなど様々な取り組み方があり、高齢化社会の進展で抗加齢(アンチエイジィング)などに注目も集まるようになりました。医療の力を借りて通常の方法よりも大きな改善を得ることによって、より積極的な自分を取り戻そうとする意識が高まるようです。美容治療を受けることにより、精神的負担から開放される患者も多く見られます。そういう意味では、美容外科には精神外科という側面もあります。
美容外科は本来は外科的手法、すなわち手術を行って外貌を改善することを目的としていますが、医療技術や医療材料の進歩によって様々な治療法が行われるようになりました。近年人気が出ているコラーゲン注射・レーザーやピーリングなどはその代表的なものです。より負担の少ない形で結果が得られるような方法が次々に開発されています。既に海外ではホルモン療法など内科的な治療法を使って美容や長寿を目指した治療も始まっています。
株式会社リンクスタッフでは、医療紹介サービスなどのビジネスを通じての社会貢献を目指しております。その日常の業務の中で、先生方とお話させて頂いておりますと「美容医療には興味があるけれども、実際の治療方法を学ぶ機会が少ない。」との声を診療科目の枠組みを超えて頂戴することが多くなってまいりました。そこで、先生方に新たなマーケットニーズにトライして頂くお手伝いをさせて頂こうと、この美容研修会の開催を実現してまいりました。美容医療の第一人者としてご活躍されておられる、吉村浩太郎先生(東京大学医学部形成外科 講師)の全面的なご協力を得て、御参加頂く先生の方々より非常にご好評を頂いております。第4回の美容研修会では、美容クリニックでの実践を踏まえた講義を受講したいとのご要望にお応えし、リッツ美容外科院長の広比利次先生に手術現場を撮影したビデオを取り入れたご講義を頂きました。第5回美容研修会では、広比先生のビデオ講義に続き、愛知医科大学形成外科講師のかたわら、高須クリニック、コムロ美容外科でも執刀されておられる福田慶三先生をお招きし、「美人への挑戦」と題した実写に基づく美容医療の外科的処置についてご講義頂き、非常に高い評価を頂きました。皆様が書籍に書かれていることや大学の講義の中にあったこととはことなる「現場からの声」に耳をお傾けになり、大学や医局の枠を超えて、活発な質疑応答の場を新設させて頂いたことも非常に意義深いことと感じております。
将来、医療機関や医師を巡る状況は厳しい内容となっていくことが予想されています。美容外科での治療は、保健診療が出来ず自由診療となりますので、その部分は数少ないフロンティア部門と言えるでしょう。美容治療の中には美容外科部分だけでなく、俗に「プチ整形」と呼ばれる美容皮膚科あるいは薬剤やサプリメントを処方する美容内科部分もあり、皮膚科・婦人科・内科・整形外科などの分野で診療科目に加えることにより医療経営のプラスの要素となるでしょう。勤務医の先生方にも、これからマーケットが拡大する美容のスキルを備えられることは非常に有効であると思われます。
私どもリンクスタッフも今後、臨床の第一線で美容に取り組まれている先生方を講師にお招きし、美容医療全体の底上げ、さらなる発展に力を尽くしていく所存でございます。
美容研修会へのご参加をお待ち申し上げております。 |