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66歳 医師人生の集大成へ(後) 2024年12月27日

一、事務長からの連絡が入る
 契約書の締結を終え、入職迄あと1ヶ月となったある日、私の元に訪問診療クリニックの事務長から思いもよらない連絡が入りました。

 事務長からの連絡は、常勤医師が家庭の事情で来月末で退職をする事になった為、I先生に内科をじっくりと学びながら勤務頂ける体制が作れなくなった事、当初と体制は変わるがそれでもI先生に何とか入職頂きたい事、の2点でした。

 内科対応に自信のないI先生は、教えて頂ける体制があるから安心して入職を決意していただいた経緯がありました。

話を聞いた私はあれこれ思案しましたが、
『もしI先生が少しでも不安を感じられるなら、この話はお断りしよう。そしてたとえ時間が掛かっても納得していただける転職先を紹介しよう。医師キャリアの締めくくりのお手伝いを完遂しよう』と腹を決め、I先生に会いに行きました。
二、I先生の想いを再確認する
 入職を楽しみにされていたI先生は、事務長からの話を伝えたところ、非常に落胆されました。
そして、暫しの検討の後、『サポートのない体制での勤務に自信はないです。患者さんに迷惑を掛けてはいけない為、事務長には申し訳ないですがお断りの連絡を入れて頂けないでしょうか』と申し出がありました。
三、「必ず求人を見つけ出す」強い覚悟をもつ
 あらためて求人探しに取り組みましたが、簡単には見つからず、振り出しに戻ったかの様に打診しては断られる日々が続いていましたが、「必ず求人を見つけ出す、絶対に諦めない」そんな思いで日々掘り起こしにあたっていました。

 通勤可能なエリアはあらかた掘り起こし尽くした、そんなある日、I先生がお住まいの隣町の訪問診療クリニックから精神科医師募集の連絡が入ったのです。
これは天命だと思い、直ぐにI先生に求人の提案をさせて頂いたところ、二つ返事で希望を頂き、早々に面接設定をしました。

 面接は、I先生のご経歴の話で多いに盛り上がり、その場で双方合意の上、翌週からの勤務開始で纏まり、翌日契約締結となりました。

 希望に合った勤務、転職先が見つかったI先生は嬉々として、入職後1年が経った現在も勤務されています。
四、改めて認識させていただいた2つの事
 今回の案件で、求職者に真に納得頂く事の大切さ、決して諦める事なく強い気持ちで仕事を行う事で、より多くの人の笑顔を提供出来る仕事である事、の2点を再認識させて頂きました。

 I先生の今後の更なるご活躍を心よりお祈り申し上げております。
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