トップページコンサルタント手記Episode 66: 内科医としての使命(下)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 66内科医としての使命(下)2007年02月01日 コンサルタントO

いよいよH先生との病院側の面接になった。最初の病院では採用に関しては、理事長が院長と事務長にすべてを任せており、この面接において全てが決まるところでもある。募集理由は今までこの病院で勤務された先生がほとんどの患者を連れて開業をされたためでの補充であった。院長・事務長の質問にも先生は『開業は一切考えておりません。定年まで働かさせていただく所存であり、内科の勤務医で人生を終わります』と堂々と応えらた。また九州の出身者でございますので、すぐに慣れますよと話され、病院内の施設・検査機器等を見学され、最初の病院面接を終えた。私も同席していて先生の意気込みが充分感じられた。病院を出ると、先生よりいきなり『院長・事務長の印象も良く、設備も整っており、やりがいを感じた。是非、この病院に決めたいので2件目、3件目は誠に申し訳ないがキャンセルしていただけませんか』と言われた。私はコンサルタントとして『1件の病院だけで判断されず、あと2件も是非見て判断して下さい。』『時間は十分あります』と伝え、一緒に昼食を取り、2件目、3件目の面接・施設見学を無事に終えた。

3病院の印象を聞いたところ、最初の1件目の病院の印象がよほど良かったのか、先生の意思は決まっていた。理由を聞くと理事長が人事に口を出して来ない事、そして院長・事務長に権限を与えている事、お二人の謙虚な姿勢が感じられたとのことだった。確かに2件目、3件目の病院は外来が少ないわけではないが病床を診る事が多く、先生の印象は1件目に比べるとよくないと思われた。2日後、1件目の病院の事務長より電話を戴き、是非、先生に入職して頂きたいので、その旨伝えて下さいとの事であった。外来患者数は今ご勤務されている病院と比較にならないほど多い病院ではあったが、無事に内科医として週5日勤務で年俸1,500万円にて入職が決定した。今から3年前に当社へ初めてエントリーをされ、結果的には4年過かって入職が決まった状況となったが、コンサルタントを介しての転職が不安でもある一方、先生としては先輩や知人に紹介をしてもらう場合と違って、気を遣わずにすみ、直接聞きにくい事も間に入って折衝してもらえる事が良かったと言われた時には、私としてもコンサルタントとしてここにやりがいを感じるところである。

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