トップページコンサルタント手記Episode 10: 臨床開発医師として

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 10臨床開発医師として2003年11月01日 コンサルタントA

国立大学卒、30歳代後半の男性医師(年収1,100万円)。消化器外科医として出身大学の附属病院に勤務し、10年目に留学のチャンスを得る。2年間のアメリカ留学から帰り、附属病院の勤務に戻ってみると、改めて大学病院の激務(当直やオンコール)に気付いた。

余裕のない生活の中で大学病院を辞めることを考え始め、相談を受ける。相談を受けるうちに、外科医としての勤務にも疑問を感じていることが読み取れたため、思い切って臨床を離れてみることを提案する。外資系製薬会社のメディカルドクター(臨床開発部門の仕事)である。日本における新薬の臨床開発がメインの業務になり、臨床開発プログラムの責任者としての仕事である。(仕事内容は下記参照) 医師としてのキャリアに加え、外資系製薬会社では本国との打ち合わせをすべて英語で行う為、英語によるコミュニケーション能力が必須条件である。

先生は英語が堪能であり、アメリカ留学時に製薬会社との共同研究などに携わっていた経歴がある。面接で臨床でのキャリア、海外での経験などを説明。英語での質疑応答もあり先生のスキルを充分アピール出来、製薬会社からは是非にとの返事を頂く。年収も1,500万円程度と大学病院時代よりも上回る提示を受けることができた。なにより当直やオンコールのない生活があり、仕事に専念出来ると感じたようだ。臨床を離れることにためらいはあったものの、新薬を開発することに関わる事も、医師として重要な仕事であることを理解し転職を決意する。

製薬会社としても求めている能力のある人材を得ることができ、双方ともに好結果となった一例である。

メディカル・ドクターの仕事内容
1. プロトコール(治験実施計画書)の作成
2. 治験の指導
3. データの解析
4. 海外ドクターとの打ち合わせ
5. 厚生労働省技官との折衝

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