面接の場では、H先生の老健での勤務経験や、内科を専門とされていた旨をお伝えすると、面接を担当されていた事務長も、求めている医師像にピッタリだと、非常に喜んでいただきました。
　面接はその後も和やかに進み、事務長とH先生とで勤務条件の調整も済み、事務長はその場でH先生への内定を取り付けるために、併設の病院まで走って確認を取りにいってくれました。しかし、法人全体での確認が必要だったため、合否は週明けに持ち越されることになりました。

　ところが、事務長の尽力のおかげもあり、その週末には法人から電話にて、想定より早く内定をいただくことが出来ました。
　すぐに、H先生に内定の連絡をお電話でさせていただいたのですが、その時のH先生からの「ありがとうございます」の言葉は、今でも忘れられません。
　未だに、この一言が、コンサルタントをやっている中で一番のやりがいを感じる瞬間だといっても過言ではありません。

　週明けには、老健併設病院の院長とも入職前面談を済ませ、4月1日から無事ご入職していただきました。
　さらにご入職後しばらくしてから、「以前勤めていた老健に比べて病床数が多く、慣れるまで少し大変でしたが、今は電子カルテにも慣れて、楽しく働いています」といううれしいメッセージもいただきました。

　通常、転職には半年ほどの期間がかかるものなのですが、今回の件は、H先生からご連絡をいただいてから、入職が決まるまで2週間という異例のスピード決定でした。
　時間が限られた中で、諦めずに動いたことがH先生との出会いを生み、この奇跡のタイミングを実現できたのだと、今になって改めて思います。