Episode 227精神科Drの再挑戦（下）2020年07月01日　コンサルタント K

H先生のご経歴(資格・経験・スキル)を見る限り、どちらの医療機関からもオファーがあるのは当然で、さらに患者さん目線の精神科医療を目指される情熱や、人当たりが良く温厚な人柄などを含めると、当に理想の精神科医ではないかと思いました。

自宅からの利便性、病院の規模や勤務内容など、H先生の希望条件に合致した医療機関を複数ピックアップさせて頂いたところ、3ヶ所の医療機関に関心を寄せられたので実際に施設見学及び面接の調整をさせて頂くことになりました。

H先生は、面接の場での受け答えも明確で、自身の目指す精神科医療の形がはっきりしている為、全ての医療機関から絶賛頂き、その場でオファーを頂きました。
中には副院長職候補など、事前に伺っていた内容よりも良い条件提示をして下さる医療機関もあり、三者三様の条件面を確認しつつ、最終的にはH先生に決めて頂くことになりました。

数日後、H先生より1ヶ所に決めたとの連絡があり、その病院を選んだ理由や、決め手になったポイントを改めてお伺いさせて頂きました。
H先生としては、役職や年俸と言った待遇面も家族を養い生活を安定させる為には重要だが、一番はやはり院長をはじめ病院が目指す医療、理念と自身の考えが一致するかであり、自身に偽りのない医療、患者さん目線の医療を提供できるかを最も重要視したとのことで、医師として大切にしたい部分であると話して下さいました。

また、他の2ヶ所がダメだったという訳ではなく、どちらも歴史があり素晴らしい医療機関であることは間違いないが、転職を決めたところであれば等身大の自分で患者さんに向き合える様に感じたとのことで、最後は直感を信じて決断したと教えて下さいました。

他の医療機関に比べ条件提示が良かった訳ではありませんでしたが、ありのままの自分で患者さんに向き合える場所に出会えてよかったと喜んで下さったH先生の様に、これからもナンバーワンだけでなく、オンリーワンのご提案ができるコンサルタントを目指して精進して参ります。