トップページコンサルタント手記Episode 215: 医療のニーズを見据えて産業医の道へ(下)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 215医療のニーズを見据えて産業医の道へ(下)2019年07月01日 コンサルタント y

A先生は産業医資格を取得されたばかりで、実務経験はございません。
弊社で取り扱う約80%の求人が“産業医としての実務経験が必須”と狭き門で、未経験可の案件は限られています。複数の企業へ相談した中で、ちょうどタイミング良くご希望を叶うI案件が見つかりました。

I案件は大手企業の産業医募集。年齢も経験も問われない希少な案件という事もあり、A先生は大変興味を示され、直ぐに書類選考への運びとなりました。
ところが、書類選考から1週間が経っても先方からの回答は頂けず、そして3週間が経った回答は難しい結果に…。

回答までの長い待機時間や、良案件だったために「はぁ…」とA先生と共に肩を落としてしまいましたが、ここで諦めてはなりません。
実はI案件からの回答を待っていた3週間の間に、こっそりと他の案件を探し、A先生に2件(II・III案件)の提案をしておりました。(この時A先生はI案件が本命だった為、この2案件にあまり関心を抱かれていない様子でしたが、まさかご縁があるなんて‼)
II案件は、総合病院の求人。産業医案件も豊富で、院内健診・産業医と両方担当する勤務内容、また希望があれば小児科も兼務して頂くことが可能で、全てを叶うことが出来る案件です。

しかし、A先生は健診との兼務は希望されず、また小児への未練も全くない様子でII案件をお断りされ、そして、産業医への道が優位であるIII案件を選択されました。
III案件は、健診会社の求人。母体が大きく産業医求人も豊富です。まずは巡回健診で現場を理解して特殊健診などの知識を習得します。そして職場巡視などで企業や職員への対応に慣れて頂きながら、本格的に専属産業医へと移行していく。という内容です。
面接では、産業医として求められる人間性・対応力について、具体的なキャリアパス、今後の産業医へのニーズなど、先生が漠然とイメージをされていた内容を一つ一つ丁寧に確認していき、不安要素を払拭できた手ごたえのある内容でした。
面接を終えた先生から「イメージしていた内容通りで、ここの施設で是非お世話になりたいです。」と入職の意を示されました。その時のA先生の生き生きとした表情は忘れられません。

入職後は、臨床の現場と違った雰囲気にも慣れられ、企業と職員との懸け橋となる存在を確立されています。先生が輝かしく勤務される姿を拝見し、新たな決断を叶うお手伝いができたことを光栄に思います。

産業医はコミュニケーション力や広い見識が求められますが、A先生が研鑽されてきた素晴らしいキャリアを更に発揮し、活躍頂ける職務だと思っております。
小児科医としてのキャリアを一旦置き、未来を見つけ、そして行動へと移されるA先生から、人生の学びをいただきました。本当にありがとうございました。

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