トップページコンサルタント手記Episode 210: 専攻医の新たな挑戦(上)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 210専攻医の新たな挑戦(上) 2019年01月15日 コンサルタント y

2018年秋、初期研修医が専攻先への一次応募を開始する季節に、A先生よりお問い合わせをいただきました。
先生のプロフィールを拝読すると卒後3年目。その若さに少々驚きましたが、将来のキャリアパスについて悩んでおられるとお察しし、すぐさま状況などを伺いました。

A先生は初期研修を修了後、外科専攻医として研修に励んでおられる状況で、お人柄も誠実かつ真面目で、好青年な印象の先生でした。
研修中の今、なぜ転職という道を検討されているのか…。
勤務をしながら、その後進むサブスペシャリティ領域××外科に対して、本当に自分が進む道なのか?と日々葛藤されていました。
というのもA先生のご実家は、整形外科のクリニックを営んでおられ、ゆくゆくクリニックを継がれる予定とのこと。その時に××外科医としてどう展開していくのか?という問題に直面されたのです。
初期研修中にも、「××外科」あるいは「整形外科」のどちらに進むか悩まれていたようです。外科を志望し研修を始めたものの、何が自分にとって一番必要なのか、将来どのような医師になりたいのか、という大きなビジョンと現実とを向き合う中で、かねてより悩んでおられた、整形外科への道に進みたいという希望が確信へと変わり、転科を決意されたという事です。
一番の希望は、「多くの症例を実践的に積ませて頂ける市中病院、そして医局への入局が無いところ。」
しかし、後者の大きな課題が一つ。‘専門医(新専門医制度)’をどうするのか。

A先生は2018年から開始された新専門医制度の第一期生で、転科をするにも転職するにも前例が無く、同時に旧制度と違った厳しい制限も課せられていました。
基幹病院について、旧制度は大学医局への入局無く病院単体で研修医の受け入れが出来ていたのですが、新制度になってからは、ほぼ全ての基幹病院は入局が必要条件となります。
また、転科については、外科研修の症例を整形外科に持ち越し症例カウントできるのか。いわゆる¨カリキュラム制を認められるか¨について、専門医機構のHPでは、¨出産・留学・介護など正当な理由がある場合は認められる¨と記されています。専門医機構に確認を取ったところ、明確な解答まで時間がかかる様子でしたが、再度、専門医機構に登録して一からプログラム式の研修を研鑽する事が濃厚のようでした。

私だったらどうするのか…。自身に置き換えて、先生に2施設の提案を致しました。

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