トップページコンサルタント手記Episode 200: 限界を見据えて、働き方を変える転職(上)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 200限界を見据えて、働き方を変える転職(上) 2018年03月15日 コンサルタントI

弊社にご登録いただいているT先生へは定期的に案件のご紹介をさせていただいておりました。

T先生は51歳麻酔科医であり、手術麻酔科医として、遅かれ早かれオペに関わることは肉体的にも限界があると感じられ、ペインクリニック、内科診療に従事していければというお考えがありました。

2年ほど前、当時常勤麻酔科にて週4日、非常勤1日の手術麻酔を行なっていたT先生は、残り1日を将来手術麻酔から引退したことを考えての他科の診療にて勤務したいとのことで相談がありました。

内科の専門領域に勤務することは難しく、在宅・訪問診療のご提案をさせていただき、T先生も抵抗感なく、ペインクリニックの経験も活かせるのではと前向きになられました。

という経緯から現在は常勤のほかに週1回非常勤にて在宅訪問診療を行なっております。

ある日、T先生から『いよいよ本格的に働き方を変えようと思っている』という連絡があり、
お時間を作っていただき、ご面談させて頂くことになりました。

T先生の勤務状況
週4日常勤麻酔科、週1日非常勤麻酔科、週1日非常勤訪問診療、月1回非常勤当直
月間3日~4日の休日となっていました。

特に勤務自体が辛いというわけでなく、手術麻酔の割合を減らす考えでありました。
知人の病院から非常勤にて麻酔を手伝ってほしいと依頼があり、これを期に常勤転職をしようとのことでした。
新に非常勤先が追加されるため、常勤は週3日が理想で、もしくは現在の非常勤訪問診療を退職して常勤週4日というお考えでした。

訪問診療クリニックを第一候補として通勤1時間圏内、年棒週3日1200万円以上の希望となりました。

週3日勤務にて常勤扱いしていただける医療機関は、現状少ないということを理解していただき、週4日勤務は条件次第ということになりました。

少し余談ですが、全ての勤務を非常勤扱いとした場合に、税金や保険料が常勤+非常勤とで、どの程度差異が生じるかを知りたいとのことで、お調べすることになりました。
なんと扶養家族が8名という大家族で、保険料で大きな違いがあるのではという思いでした。

トータル収入、常勤・非常勤の収入比率などにより異なりますが、T先生の場合は、常勤(社会保険)を含めた方が手取りは多いというシミュレーションとなりました。

ということで、T先生の家庭の事情を考慮した場合、全ての勤務を非常勤にして、いわゆるフリーランス医師として勤務するのではなく、改めて週3日以上の常勤(社会保険付)の職場をお探しするということに固まりました。

訪問診療求人は内科系医師募集が大半を占めますが、T先生は患者・スタッフとのコミュニケーションも抜群であり、現在の非常勤先からも評判が良く、医療機関にT先生をご紹介することは容易と思われました。

人物的には容易ですが、通勤可能な範囲で週3日という条件は容易とは言えず、医療機関との交渉が必要となりました。


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