トップページコンサルタント手記Episode 194: 地元に戻り将来設計(上)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 194地元に戻り将来設計(上) 2017年09月15日 コンサルタントI

H先生は当時29歳、小児科にて高度専門医療を提供する公立病院で多くを学んでおり、小児科専門医試験を受験した直後でした。

大学の医局には属してはいませんでしたが、将来的には大学勤務を望まれておりました。
将来の勤務希望大学とはH先生の出身大学ではなく、地元近隣の大学であり、知人や先輩も多く在籍しており、ご自身も多くを学んだ後に、後進の指導にあたりたいとのことでした。

H先生はスポットや定期非常勤での勤務をご紹介・勤務決定と、以前から弊社をご利用していただいておりました。
今回は常勤での転職希望とのことにてH先生よりご依頼があり、先生とご勤務終了後にご面談させて頂くことになりました。

転職理由としては、ご結婚をされて奥様も同郷のため出身地近隣に戻りたいとのことでした。出身地は将来勤務を望まれている大学も近隣ということもありました。
現在ご勤務されている病院は、専門的な疾患ばかりなので、common diseaseも診られる病院を理想としておりました。

また、成人に対しての消化管内視鏡検査のスキルを身に付けたいということも条件の一つでした。
これは大学の先輩から小児科医としてだけでなく色々なスキルを身につけた方が後々有利となるとアドバイスを受けたそうです。

週5日勤務のうち、1日を成人に対しての消化管内視鏡検査の指導を受けることができる病院をお探しすることになりました。
週4日小児科+週1日消化管内視鏡検査

年俸については現在の収入を多少でも上回ってくれればとのことで、現在公立病院勤務で年齢も若く勤務歴も浅いことから、収入は民間病院勤務の相場より下回っており、収入アップは間違いありませんでした。
1点先生から、転居費用(引越し代)を負担して頂ける医療機関にてお願いができればとのことで、
研修時代から転居を数度行っており、引越し費用がかなりの負担となってしまっているようでした。

若手Drを求めている病院は多いですが、小児科と消化器内科or消化器外科のように複数の科目での勤務は科目の垣根が低い病院でなければ、思わぬ問題が生じる可能性があります。
小児科と消化器科が気持ちよく受け入れてくれる病院という点がポイントとなりました。

小児科があり、消化管内視鏡検査の件数も多く、指導体制もある病院、また、H先生の希望地域は病院が多いとはいえない地域であることから、候補病院は限られてしまいました。

H先生の病院へのご紹介に際し、小児科医の募集がまったくなければ話になりませんが、臨床研修病院であれば29歳という若手Drは積極募集という状況でなくとも、病院としては検討はできると思っていました。

コンサルタントとして、病院へH先生をアピールすることが必要となり、更に勤務内容を作り上げることが必要となりました。

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