トップページコンサルタント手記Episode 176: 家族の絆(下)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 176家族の絆(下)2016年04月01日 コンサルタントT

先生にお電話で病院の紹介とリハビリテーション科の募集であることをお伝えし、内科については予定が空いている時に他の病院でスポット勤務をしてみてはいかがでしょうかと提案をいたしました。

すると先生は、それは気分転換にもなるので良いですねと快諾してくださいました。
また、その病院はお嬢様の勤務先とも近く、ご家族で病院の近くに住むことができると喜ばれていらっしゃいました。

そこから入職が決まるまではあっという間でした。
夏休みを利用して上京するタイミングで面接を設定しました。
通常先生方とは面接の前に必ずお会いさせていただくのですが、今回は福岡支社で既に面談を済ませていたということで、先生と私が初対面の日に面接ということになりました。

面接当日、お待ち合わせの場所には実年齢よりも10歳は若いのではというお姿で、見る人が癒されるような素敵な笑顔で立っていらっしゃる男性がいました。
すぐにK先生だとわかりお声をかけました。

先生を病院にお連れして、面接は終始和やかに進みました。
院長先生がいらっしゃって先生のご経歴に目を通されると、院長先生と同じ教授に教わっていたということがわかり、すっかり意気投合されていらっしゃいました。

その後、事務長様との面談になり、お二方で回復期リハビリテーション病棟についての考えや事務的な届け出についてなど具体的なお話をされていらっしゃいました。

病院側は先生をお迎えする準備に入ります、とおっしゃって、先生もぜひお願いしますとその場でほぼ内定の形となりました。

面接は2時間以上もの時間になりましたが、とても内容の濃い時間となりました。

その後、先生と昼食をご一緒させていただき、様々なお話をさせていただきました。
そしてご家族のお話にもなり、実はお嬢様と奥様は、内科の急性期よりもリハビリテーション科の方が今後は体力的にも合っているとお考えで、今回の案件はご家族が何よりも喜んでいらっしゃったとのことでした。

お話をお伺いしていると、もともとはお嬢様を心配されていた先生が一緒に暮らしてあげたいとのお話でしたが、どうやらお嬢様も毎日忙しく病院で勤務をされている先生を気遣って、近くで見守っていたいと思っているということがわかったのです。

先生とご家族のお互いを思い遣る気持ちに触れることができて、とても大切なことを教えていただいたと思いました。

その後、病院の理事会の承認も無事に下り、正式に入職が決まりました。リハビリテーション科で週5日1,800万円。先生もご納得の条件です。
また、弊社を通じてお休みの日に内科のスポット勤務もしていただくことになりました。

今、病院のホームページには、初めてお会いした時と同じ素敵な笑顔の先生のお写真が、担当医師紹介のページに掲載されています。これからもご家族仲良く、元気にご勤務をしてくださることをお祈りしております。

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