トップページコンサルタント手記Episode 136: 人生の節目と気持ちの変化(上)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 136人生の節目と気持ちの変化(上)2012年11月15日 コンサルタントY

今年4月、埼玉県内の医療機関からの依頼で小児科の先生を探しており、弊社にご登録頂いている多数の小児科の先生に電話やメールでご案内をさせて頂いておりました。その中で、電話でご対応頂いたH先生は、「現在は非常勤で複数日勤務しており、今のスタイルを変えるつもりは無いし、忙しいので改めて欲しい」と仰っておりました。

後日、改めてご連絡をさせて頂くと、H先生は女性の小児科医で中部地方のご出身、中国での勤務経験もあり、帰国後は厚労省の医系技官として勤務されていたと伺いました。現在は非常勤で小児科医、健診業務、産業医、技官として勤務しているが、「このままではいけないとは思っている」と打ち明けてくれました。しかし、先日ご案内させて頂いた案件に対しては、直ぐに今の生活スタイルを変える気は無く、勤務内容とH先生のご希望にも相違があり、あまり乗り気ではないという事でした。

5月、神奈川県内のA病院から求人依頼がありました。A病院は産婦人科と小児科を標榜している病院で、7月一杯で小児科のB先生が退職する為、後任の先生を紹介して欲しいとの事でした。勤務内容は、「週4日、外来、乳児検診、予防接種、新生児対応で当直無し、オンコールは年に数回あるが実際の出動は無く、年俸1200万円」でした。早速H先生にご案内しましたが、「好条件と感じますが、動きかねます。是非にとは言えないし、非常勤勤務のため1週間出張でゆっくり話しもできませんが、この案件も含めて自分の今後を考えたいとは思っています。しかし、くれぐれも期待しないで下さい」とお返事を頂きました。私は、このお返事にH先生の気持ちの変化があると感じ、面談の機会を頂けるようお願いをしました。

6月、H先生よりお返事を頂きましたが、海外に滞在しているとの事で、帰国後に面談の機会を頂けることになりました。なかなか時間を作るのが難しいようでしたが、勤務中の休憩時間にお時間を頂きました。限られた時間の中で話せる事は多くありませんが、直接会って話ができた事は何よりの収穫でした。ご面談させて頂いたH先生は、小柄で柔らかい雰囲気の先生でしたので、小児医療に不可欠な子供に好かれそうな先生という印象を受けました。しかし、今後の動向については何か咽に詰まったような、はっきりしない感じも受けました。

翌日、A病院事務長にH先生の印象、希望を伝えると「是非面接の機会を設けて欲しい」と依頼を受けました。私は、H先生を病院へお連れする手段、そして気持ちを変えられる可能性として、「退職されるB先生との面談」が出来ないか事務長に相談しました。事務長とB先生は快く応じて下さいましたので、私は「病院見学を兼ねて、実際に勤務されているB先生に話しを聞いてみませんか」とH先生に伝えました。数日後、H先生から連絡があり、来月の都合のつく日を頂き、早速A病院へ面談日の調整をして頂く事になりました。H先生とB先生の面談は7月中旬に決まりました。連休明けの日程でしたので、前週末に確認の連絡を入れておきました。週明け、H先生から「体調不良で面談に行けないし、行くべきではない」とメールが来ていました。直ぐにH先生に連絡を取り、別の日で調整可能か確認し、A病院へお詫びと日程変更をお願いしました。直前でのキャンセルに不安をかんじましたが、B先生が退職する最後の週に再度お時間を頂ける事になりました。

 

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