トップページコンサルタント手記Episode 202: マイナー科目から美容への転科(上)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 202マイナー科目から美容への転科(上) 2018年05月15日 コンサルタントH

転職サイトe-doctorよりお問い合わせを頂いたのが約1年前の事でした。
先生のお名前を検索すると有名大学で長くご勤務されたてましたので、いろいろな論文など発表されているかなり名の通った60代半ばの先生でした。

問い合わせの内容としては、リハビリテーション科で3~6ヶ月後に転職を考えておられるという事でしたので、すぐに連絡を入れ1週間後にご面談の機会を頂けることになりました。

面談当日に提案するためのリハビリテーション求人がないか、希望される地域の各医療機関へ求人確認の連絡を入れて5件ピックアップすることができました。うち1件はご自宅からも近く、年俸も現状よりアップできる求人もあり、療養型病院の求人なども含め何とか面談までに案件を揃えることができました。

そして面談の当日となり、先生の経歴や年齢の部分もあり、かなりしっかり対応しないという気持ちで気合を入れ面談に臨み、ご挨拶させて頂きました。

先生の第一印象は紳士でおしゃれと言った感じで、もと大学で役職まで勤められたオウラはひしひしと感じとる事ができ、初めは少し話にくい印象でしたが話を始めると気さくにお話をしていただける先生でしたので、初めの緊張感は飛んでしまい現勤務先や大学病院時代のことなどいろいろお伺いすることができ話は盛り上がりました。

いよいよ本題の求人票を先生に一通り確認頂きました。私は好条件の自宅にも近い案件で何とか面接に行っていただけるようプッシュしましたが、そのあと先生から「美容皮膚やAGAクリニックの求人はありませんか」とういう返事が返ってきました。

先生の医師人生の後半は、大学での研究が主になっており、若いころは手術も多くこなされていましたが、10年以上は臨床の現場から離れられており通常の病院勤務は難しいそうでした。現職場のリハビリテーション病院は、知人が院長をして誘っていただいた経緯もあり3年間勤務されておりました。リハビリテーションの勉強もできたこともありましたので、問い合わせ時はリハビリテーション科を希望されておりました。知人の病院という事で勤務しやすい部分もありましたが、別の病院で新たに勤務するとなると先生的にも不安があり、手術も行っていた経験もありますので美容皮膚やAGAクリニックもできるのではないかと感じられ案件を希望されました。

となると振り出しに戻ったのと同じで、再度求人の掘り起こし作業に入ることになりました。

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