トップページコンサルタント手記Episode 164: リハビリテーションへの拘り(下)

コンサルタント手記転職とは、人生を選び取るということ。
これは、医師の転職を導いたコンサルタントが経験した、
本当にあった物語。

Episode 164リハビリテーションへの拘り(下)2015年04月01日 コンサルタントH

その後も、G病院よりさらにご興味を持っていただける案件を見つけるために、少し遠方の案件なども提案しておりましたが、進展がない状況が続きました。

その後、1年半ほど過ぎたころ、H先生より突然お電話を頂きました。G病院でのリハビリの募集がまだあれば面接設定をしてほしいという内容でした。お電話を頂くまでの間、H先生も現職場の理事長及び病院長に他の先生方と共にリハビリテーションの重要性と病院体制改善について何度もお話をされましたが改善されず、病院の体質として利潤優先の考えに固執し、今後も医療に対して真摯に考えていくことはおそらく難しいと判断され転職を決意したとのことでした。

私はH先生の話を伺い、すぐさまG病院担当者に連絡し受け入れ可能かお聞きすると、その先生ならば充足していても採用は可能ですとお言葉を頂き面接までに時間はかかりませんでした。面接日当日はG病院のリハビリ部長も同席され、リハビリの現状をご説明頂きました。現状でもかなりのリハビリ患者さんがおられる中、リハビリ部長がコメディカルに対し、丁寧に指導されていること、すべて一人で担われている内容をH先生は傾聴され、私に是非お手伝いさせて下さいとリハビリ部長へ進言されました。

尚、現勤務先では兼任とはいえ部長職をされておりましたので、役職やリハビリ部長が年下についてはどう思われているのかということが、私とG病院の共通の不安がよぎりました。長年医師として勤務された先生の中には、プライドが高く、上席の先生が自分より年下と聞くだけで、敬遠される方もおられると聞いておりましたが、H先生の拘りはそこではなく、リハビリの患者が元気に自宅、社会復帰してほしいという点にありました。

面接のその場で、H先生からリハビリ部長にお手伝いさせていただきますと意志表示をされた時は、改めて素晴らしい先生と出会えたと喜びを感じました。

約2年間かけてH先生の転職のお手伝いさせて頂く中で、医師不足などで現場は非常に厳しい状況にも関わらず、このように医療と真摯に向き合われている先生がおられることもあり医療の質の向上がなされていることがよく感じ取ることができました。転職にあたっての希望は先生一人ひとりそれぞれ違う為、先生にこのコンサルタントに任せてよかったと思って頂き、結果的に医療機関からも頼られるコンサルタントになれるようこれからも尽力していきたいと考えております。

今回、H先生を担当させて頂き、直接的ではありませんが、「医療現場の改善につながるコンサルティングができるようになれ」と教えて頂いたように思います。

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